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南多摩(普通)
偏差値 | 62( 4つ星評価 ) |
5教科合計概算(250点満点) | 170点 ※平均125点 標準偏差15として計算 |
偏差値順位 | 全国 561位/7791校( 学科単位 ) 関東地方 174位/1967校( 学科単位 ) 東京都 62位/567校( 学科単位 ) |
公立/私立 | 公立 |
男女 | 共学 |
※記載の値はサイト独自に算出したデータであり、
ひとつの目安として参考程度にとどめてください。
【学校掲示板】
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【東京都立南多摩中等教育学校】 | |
東京都立南多摩中等教育学校(とうきょうとりつ みなみたまちゅうとうきょういくがっこう)は、東京都八王子市明神町四丁目に所在する東京都立中等教育学校。後期課程(高等学校に相当)からの入学(編入学)者は募集しない完全中高一貫校。通称は「南多摩(なんたま)」。 | |
概要 | 1891年、教育者の横川楳子が「八王子にも女子教育を」との信念から私財を投じて創立した、八王子初の女学校である八王子女学校が起源である。1908年、八王子女学校を継承する形で東京府立第四高等女学校が創立。1950年に東京都立南多摩高等学校と改称。2010年度に中等教育学校に移行した。 入学に際しては適性検査を行い、いわゆる学力試験は行わない。適性検査は2種類あり、適性検査Iでは作文の問題(南多摩作成)、IIでは理系の問題(東京都共通問題)が出題され、ともに論理的に物事を考える力、自分の考えを適切に表現する力が問われる。検査なので、受験ではなく受検と書かれることが多い。 また、当学校では6年間の内前半の3年間(いわゆる中学生)を前期課程、後半の3年間(いわゆる高校生)を後期課程と区別し、前期から後期へは3年生の夏休み明けに行われる「接続テスト」と呼ばれるテスト(「クリアテスト」と呼ばれる再試験もある)に合格することが条件とされている。 教育理念は「人間力の南多摩 -心・知・体の調和-」。設置学科は全日制課程普通科(1学年4クラス)。学校長は宮嶋淳一である。 なお、本校の名称「南多摩」は南多摩地区(旧南多摩郡)の「南多摩」を意味し、JR南武線の南多摩駅(稲城市)とはかなり離れている。 |
沿革 |
・1891年 - 横川楳子が本立寺の空地に前身となる私立八王子女学校を設立。
・1908年 - 東京府立第四高等女学校として開校。 ・1943年 - 都制実施により、東京都立第四高等女学校となる。 ・1946年3月1日 - 昭和天皇の行幸(昭和天皇の戦後巡幸の一環)。 ・1947年 - 定時制を設置。 ・1948年 - 東京都立第四女子新制高等学校となる。中学校を併設、普通科を設置。 ・1949年 - 男女共学化。 ・1950年 - 東京都立南多摩高等学校と改称。 ・1967年 - 学校群制度導入。富士森高校、日野高校と71群を組む。 ・1978年 - 71群から日野高校が分離される。 ・1982年 - グループ合同選抜制度導入。71グループに編成される。 ・1994年 - 単独選抜となる。 ・2010年 - 中等教育学校を設立し中高一貫校化。 ・2015年 - 高校募集を停止。 |
フィールドワーク活動 |
当校では特色として「フィールドワーク活動」を推進している。身近な点から疑問を発見する「課題発見力」、そして話し合いや調査をして情報を得る「コミュニケーション力」を基にした「情報収集力」「分析力」の育成を目的としており、この基礎的スキルの習得を目指している。
・1年生:地域探訪「マイタウンマップ」 ・2年生:人文科学分野探訪「モノ語り」 ・3年生:自然科学分野探訪「ガイアレッスン」 ・4・5年生:自己課題研究「ライフワークプロジェクト」 前期課程(1・2・3年生)では主に班活動で1年生での地域学習をスタートとし、2年生では京都・奈良研修旅行を通じた人文科学分野、3年生では研究室訪問を通じた自然科学分野と異なる分野に取り組むことで自己の興味や特性を知るということを目的としている。主に金曜日5・6時間目に「総合」として授業が行われている。 後期課程では分野別ゼミ研究(研究テーマごとに分かれた少人数研究)でより専門的な内容に挑戦し、「批判的思考」や「創造的思考」を身につけることを目的としている。 また、表現の形態は毎回異なっており、1年生ではポスターセッション、2年生では学年で1冊の本を作成、3年生ではプレゼンテーション、4・5年生では論文となっている。 これらのフィールドワーク活動のうち前期課程の生徒(一部後期課程の生徒も含まれる)は毎年行われる「成果発表会」にて一年間の活動をまとめ、発表する。 |
委員会 |
・学級(前期)・ホームルーム(後期)
・生活 ・美化 ・保健・給食(前期)・保健(後期) ・図書 ・広報・放送 ・選挙管理 ・合唱祭実行 ・文化祭実行 ・体育祭実行 ・成果発表会実行 ・防災支援隊(有志) 委員会はクラス内で決定、そのほか生徒会執行部、監査部が存在しており、それらは生徒総会による選挙で任命される。 また、一年に8回ほど中央委員会が開かれ、議事が行われる。 |
部活動 |
・運動部
・野球部 ・バスケットボール部 ・テニス部 ・バレーボール部(女) ・陸上部 ・剣道部 ・薙刀部 ・卓球部 ・サッカー部(男) ・水泳部 - インターハイで3回総合優勝を達成している。 ・文化部 ・演劇部 ・太鼓部 - 2019年第43回全国高等学校総合文化祭 郷土芸能部門で最優秀賞受賞 ・科学部 ・美術部 ・イラストクリエイト部 ・南多摩フィルハーモニー部 ・合唱部 ・日本文化部 ・将棋同好会‐文科杯団体戦全国4位、個人も全国大会出場の実績多数 5人以上かつ2学年以上の部員と顧問1人以上の設置により、同好会となる。その後、監査部生徒による経過観察期間を経て、正式に部活動と認められる。 |
行事 | 当校では、毎年三大行事として合唱祭・文化祭・体育祭を行う。これらをまとめて「南魂祭(なんたまさい)」と称している。 南魂祭に含まれないものに、「成果発表会」や「マラソン大会」がある。 また、宿泊行事も充実しており、一年生では八ヶ岳研修旅行、二年生では京都・奈良研修旅行、四年生は防災宿泊研修とオーストラリアに一週間ほどホームステイをする。また、年によっては、この他の学年でも宿泊行事が行われることもある。(2017年現在) |
施設 | 通用門脇には創立者である横川楳子の銅像が設置されている(通称:楳子像門)。校庭脇にはテニスコート、道を挟んで反対側には体育館棟がある。体育館棟は1階に男子更衣室、柔道場、剣道場、トレーニングルームがあり、2階に女子更衣室と体育科教官室、吹き抜けがあり、3階に体育館という構造になっている。また、体育館横には短水路のプール(8コース)とシャワーが備えられていて、夏季の体育の授業と水泳部で使用されている。 校舎は西館と東館からなり、東館が旧校舎、西館が新校舎である。しかし、改装されたため東館の方が新しく見える。西館には経営企画室や化学室、物理室、生物室、理科実験室、理科講義室、コンピュータ室、図書室などが配置され、吹き抜けとなっている。また西館にはエレベーターが設置されている。同じく4階建ての東館には、職員室、ランチルーム、購買部、保健室、家庭科系教室、音楽室、小ホールなどがある。東館2階からは体育館の2階に向けて「虹の架け橋」と呼ばれる渡り廊下がある。 |
同窓会 | あかね会と称し、府立四女から中等教育学校の卒業生が会員となっている。総会の実施や会報の発行を行っている。 |
交通 |
・京王線京王八王子駅 中央口から徒歩5分、西口から徒歩3分
・JR中央線・横浜線・八高線 八王子駅 北口から徒歩10分 |
著名な出身者 |
府立四女からの出身者を含む。
・曽我町子 - 女優 ・黒須隆一 - 前八王子市長 ・逸見智彦 - バレエダンサー ・涼花リサ - 元宝塚歌劇団雪組娘役 ・伊藤佑介 - プロけん玉師 ・三遊亭遊七 - 落語家 ・北村浩子 - フリーアナウンサー ・浅野哲 - 衆議院議員 ・安藤なつ - 芸人(メイプル超合金) ・並木敏成 - バスプロ ・渡邉妙子 - 刀剣学者、佐野美術館理事長 |
「東京都立南多摩中等教育学校」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)。2024年10月10日1時(日本時間)現在での最新版を取得。