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今宮(総合)


偏差値63( 4つ星評価 )
5教科合計概算(250点満点)173.75点
※平均125点 標準偏差15として計算
偏差値順位全国 457位/7792校( 学科単位 )
近畿地方 120位/1347校( 学科単位 )
大阪府 45位/422校( 学科単位 )
公立/私立公立
男女共学
※記載の値はサイト独自に算出したデータであり、
ひとつの目安として参考程度にとどめてください。
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【大阪府立今宮高等学校】
大阪府立今宮高等学校(おおさかふりつ いまみや こうとうがっこう)は、大阪府大阪市浪速区にある公立の総合学科高校。前身は明治末期1906年に新設された府立11番目の中学校(修業5年間の旧制中学校〈男子校〉)。太平洋戦争前に起源の府立高で唯一、初めて総合学科に改編され、知的障害生徒の「共生推進教室」設置校となっている。
概要 平成期の少子化に伴う大阪府教育委員会の府立高等学校特色づくり・再編整備計画に先駆け、1996年(平成8年)大阪府立柴島高等学校・大阪府立松原高等学校と一緒に、大阪府内で初の総合学科へ改編された。 教育課程は全日制課程だが単位制。希望の科目をアラカルト方式で選ぶのが総合学科だが、2020年(令和2年)から「大変革」と称して、「系列」(大学、専門学校、就職)と「コース」(国公立大学、私立、文系と理系)から選ぶ方式へ大幅に変更した。 かつて「個性の伸張」と「知性の育成」の2つを大きな柱として、2年生から希望により5系列に分かれて学習。計105講座、「医薬学入門」「航空宇宙工学」など、大学と連携で開設される理系科目も存在し、2010年(平成22年)度まで2期制も採用されていた。 共生推進教室は2020年4月に設置。知的障害生徒が他の生徒と共に学び、同じ学校生活を送る。共生推進教室1期生の様子は学校の専用ブログで発信されている。

■ いたずら一転、学校を美術館に
そのほか、留学生の受け入れなどの教育活動も積極的に展開。また、「学校を美術館に」とのスローガンのもと、生徒の美術・書道・書画等の芸術作品が展示されている。 作品展示は、総合学科への改編をきっかけに誕生した。改編前、普通科として最後50期の女子生徒が書道の授業中にいたずら書きした際、教諭が着色するよう助言。結果、文字を書くだけだった授業が創作の場に変わった。そして総合学科に改編後、減単位となった書道の授業を、創作を軸として美術・音楽と協力する「総合芸術」の授業に発展させたことで、学校全体として盛り上がるようになった。あわせて校長のアイデアをもとに、他校に比べ格段に広い玄関ロビーをはじめ校内の各所に、倉庫で眠っていた卒業生や在校生の優秀作品を展示。そのうちに家庭科で制作の被服や幼児玩具、産業社会と人間のレポートなども展示され始め、結果、承認欲求を満たしたい生徒の自己アピールの場となり、授業への関心も高まった。また、良い意味での教科間の競争を促す場にもなった。 共生推進教室は特別支援学校の連携で設置する教室。いわゆるインクルーシブ教育の流れを受けてノーマライゼイションの理念のもと2006年(平成18年)度に制度化されたもので、今宮をはじめ芦間高校、久米田高校、金剛高校、千里青雲高校、信太高校、東住吉高校、枚岡樟風高校、北摂つばさ高校、緑風館高校の9校に設置されたが、いずれも太平洋戦争後の学制改革以降に新設された府立高校である。 同様の知的障害生徒自立支援コースは阿武野高校、園芸高校、貝塚高校、柴島高校、堺東高校、西成高校、枚方なぎさ高校、松原高校、八尾翠翔高校の9校に開設されたが、共生推進教室と同じく、設置校はいずれも戦後に新設の府立高のみ、卒業生の年次(本来75期)さえ引き継がぬほど伝統校意識を捨てて「今宮総合学科」への改編に臨んだ背景には、「往時を知る卒業生から(難関大学)進学や部活動の実績を尋ねられるのが歴代校長の憂鬱の種」となっていたほど、大幅な低迷があったが、その後も大幅に低迷。「偏差値(輪切り)に基づく」「不本意な入学」の生徒が多く、生徒の学習活動・意欲や学校行事まで活気が無くなっていた。
沿革 大阪府では、1900年(明治33年)に府知事の菊池侃二が『大阪府教育十カ年計画』を策定。大阪府第一高等女学校(現・清水谷高校)と、第二高女の大阪府中之島高等女学校(現・大手前高校)の府立の2校の設立以降、高等女学校や旧制中学校(男子校)などの普通教育学校を府が設置し、大阪市は実業学校を担う「棲み分け」が始まった。 1903年(明治36年)に府北部に「大阪府立池田中学校」(第九中学校)と府東部に「大阪府立四條畷中学校」(第十中学校。現・大阪府立四條畷高等学校)の2校を設置。続いて、かねてから過密の大阪市内の府立中3校(北野〈府立第一中学校〉・天王寺〈第五中学校〉・市岡〈第七中学校〉)の入学難の解消についても、受け皿となる府立中の新設を決めた(現・今宮高校)。 だが1904年日露戦争が起きたため、府は戦後の財政難を理由に、前年1903年に同時開校し間もない池田中と四條畷中のどちらか1校を廃校として運営費用を捻出することとした。結果、池田中を1906年3月31日で廃校(文部省告示第41号3月9日付で廃止を認可)。そして運営費用を捻出し、今宮中を新設した。この経緯から、今宮が11番目の府立中学校となっている。 池田中の廃止決定と同じ3月9日、今宮中の大阪市南区馬渕町350番地への設置が決定(文部省告示 第44号。現在地)。 太平洋戦争後の1948年(昭和23年)の学制改革により新制の高校の大阪府立今宮高等学校が発足。同年5月28日に大阪府立泉尾高等学校(旧・府立泉尾高等女学校)と、次いで同年6月15日に大阪市立南高等学校(旧・市立南高女)と生徒・教職員を交流(入れ替え)して男女共学となった。

■ 夜間定時制の伝統、今宮工科高に継承
第二次世界大戦中1941年4月、今宮中の構内に各種学校「大阪府立今宮夜間中学」が併設(文部省告示第236号 昭和16年〈1941年〉3月6日付で4月開校を認可)。 1943年4月、中等学校令に基づく夜間の中学校として新たに「大阪府立今宮第二中学校」が開校した(文部省告示第464号 昭和18年〈1943年〉4月20日付で4月開校を認可。なお、今宮夜間中学は、在校生の卒業する1946年3月31日付で廃校〈文部省告示第466号 昭和18年4月20日付で、1946年3月31日での廃止を認可。 これを受けて大阪市教育委員会も「地元の府立今宮高に進学できる特別枠の設定についても検討を進めている」と述べ、「保護者の支持も得られるはず。府教委と協議したい」とコメント。実現すれば全国初の「公立の小中高12年間一貫校」となる。

■ 年表

・ 1906年(明治39年) - 4月、南区馬渕町に「大阪府立今宮中学校」開校(3月9日に認可。12月28日から再びコロナ発覚で2021年1月3日まで休校1週間となっている。
基礎データ ■ 交通アクセス

◇鉄道
・ 南海電鉄(南海本線・高野線)、JR西日本(大阪環状線・大和路線)新今宮駅より北西へ約300m
・ Osaka Metro(地下鉄御堂筋線・四つ橋線)大国町駅より南へ約300m、または(堺筋線)恵美須町駅(4号出入口)より南西へ約900m
・ JR西日本(大阪環状線・大和路線)今宮駅より南東へ約600m
・ 南海電鉄(高野線)今宮戎駅より南西へ約600m
・ 阪堺電鉄(路面電車阪堺線)恵美須町停留場より南西へ約900m

■ 象徴

◇校章 校章は旧制中学校の「中」を表す六稜に「今」を図案化したもので、左右に付した四本線は「(大阪)市内第四中学」を表している。 なお、第五(尋常)中学校として創立の天王寺高校の校章は、旧制中学の「中」を表す六稜に「天」で、左右に付した二本線は「(大阪)市内第二中学」を表している。 同じく今宮より先に開校し硬式野球部で著名な市岡高校の校章は、旧制中学の「中」を表す六稜に「市岡」をしたもので、左右に付した三本線は「(大阪)市内第三中学」を表している。
◇制服 1973年4月、服装が自由化される。校則ではなく服装自主規制を定めており、生徒自身による風紀の是正を行っている。規定によると学生服は制服ではなく標準服で、卒業式をはじめ式典等で着用する。
諸活動 ■ 部活動

・ 硬式野球部 - 1947年、第19回選抜中等学校野球大会に出場。野球部長(顧問教諭)は庄野潤三(のちの芥川賞作家)。秋季高等学校野球大会では、2015年の大阪府予選で総合学科高校で初のベスト16。翌2016年もベスト8となり、21世紀枠候補に選出。
・ 水球部 - 大阪府下では高校5校だけに存在するクラブ。大阪選抜にも数名が選出。
・ ダンス部 - 『夏の日本高校ダンス部選手権』全国大会において、2014年全国優勝。2009年、2012年、2013年、2015年、2016年、2017年優秀賞。
・ 放送部 - 1996年度NHK杯全国高校放送コンテストに大阪代表として出場。
学校施設 校舎は1995年(平成7年)に竣工した。屋上に開閉ドーム式のプールがあるが、装置の故障で開かなくなっている。なお、体育館は1976年の建築で現在も使われている。 なお、建て替え前の鉄筋コンクリート製校舎は太平洋戦争前の1933年(昭和8年)に竣工。柱やレンガの階段に縦の線が強調された近代的なデザインだった。 大戦末期1945年3月13日の第一次大阪大空襲では、柔剣道場や食堂などを焼失。同年6月26日には今宮駅付近に落下した爆弾の爆風により、校舎の窓ガラスを破損される被害も受けている。 終戦1945年直後10月16日には、枕崎台風で9月18日に被災した府立市岡中(現大阪府立市岡高等学校)の仮校舎として、一部教室を貸し出している(同年11月6日まで。 翌1946年6月27日には、アメリカなど占領軍GHQがプールとその周辺の校庭を接収し、進駐軍専用の建物を建設した。プールと校庭は1951年10月19日に返還されている(プールは1971年に改築)。 1959年には国道26号の拡幅により学校敷地が減少。校門および学校西側の塀が数メートル東に移動した。

■ 周辺施設
国道26号を挟み、なにわ生野病院と大阪市立大国小学校が学校の対面にあり、東側に大阪市立木津中学校が隣接している。 卒業生で元ガイナックス社長の岡田斗司夫(高29期)は、学校周辺について、「近所の駄菓子屋でミリンダを飲んだ」以外「コーヒーだけ飲むために(隣の駅の)天王寺(駅)へ行った」り、「南海新今宮駅内の『ゑびすソバ』」で食べたりしたほどに「近所には気のきいた店がなかった」。そのほか、「日本で一番安く靴が買える商店街」や「真昼間から酒を飲んでるあいりん地区のおっちゃん」、今高祭で仕入れに行った「お菓子が卸値で買える店」や校舎からいつも見える通天閣が日常風景であり、「ホームレスのおっちゃんに焼き討ちされ校舎裏が焦げ」たり、「文化祭の模擬店で安いコーヒーを出すとホームレスの溜まり場」となり、「先生が苦労して説得して出て行ってもらった」という。
不祥事 ■ 事務長が教材・修学旅行費500万円横領
生徒の保護者から預かった教材費や修学旅行代などを、事務長が横領。校長室で保管する印鑑を無断で使い学校の預金口座から引き出し、請求書などを偽造して発覚を遅らせていた。被害は約500万円に上る。

■ 生徒2,423人に「指導漏れ」
2019年(平成31年)1月、理科の「科学と人間生活」について指導漏れが発覚した。国(文部科学省)の学習指導要領について、教員が認識不十分で、校長の指導も不十分なために発生。これを機に全府立高で調査したところ、河南高校と東住吉高校でも発覚し、指導を受けなかった生徒は計2,423人に上った(卒業生1,238人、在校生1,185人)。
高校関係者と組織 ■ 関連団体

・ 自彊会 - 同窓会。構内に「自彊会館」という建物を所有している。自彊会館は、特別授業や文化祭などでも幅広く利用され、昼休みには軽音エレキ部による演奏会が開かれている。

■ 高校関係者一覧

◇政治・行政
・ 石井卓雄 - 大日本帝国陸軍少佐。第二次世界大戦後はベトナム独立のためベトナム独立戦争に参加し戦没(中期)
・ 大倉真隆 - 日本輸出入銀行総裁。元大蔵事務次官(中12期)
・ 清水義人 - 元公明党大阪府本部副幹事長
・ 徳田虎雄 - 政治家、医師。元衆議院議員、政党自由連合代表(高9期)
◇経済
◇学者
◇文芸
◇芸能
◇スポーツ
・ 戸田忠男 - 剣道範士
◇教職員
・ 折口信夫 - 詩人・歌人「釈迢空」。国漢科教員(在職1911年10月-1914年3月)
・ 庄野潤三 - 作家。歴史(社会科)教員(在職1945年9月-1949年3月)
・ 肥下彰男 - 反貧困・人権教育で著名
・ 森晴秀 - 神戸大学名誉教授。定時制課程教諭(在職1960年-1962年)
◇そのほか関係者
・ 大西睦子 - 料理人(鯨料理店「徳家」)、NPO「クジラ食文化を守る会」オブザーバー(中退)
・ 林家染丸 - 落語家(中退)
・ 辰巳典子 - 女優(中退)

「大阪府立今宮高等学校」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)。2021年3月1日15時(日本時間)現在での最新版を取得。

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